周波数資源開発シンポジウム2021

2021年8月6日
周波数資源開発シンポジウム2021
周波数資源開発シンポジウム2021

2021年7月9日、「周波数資源開発シンポジウム2021 - 5G、そしてその先へ ~ ローカル5G、Beyond 5G/6Gに見るこれからの情報通信社会 -」が、情報通信研究機構と一般社団法人電波産業会の共催により実施された。シンポジウムは、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催され、リアル会場となった明治記念館では120名の定員が満席となるなど、5Gや6G技術への関心の高さが伺えた。

周波数資源開発シンポジウム2021
写真提供:電波産業会

登壇者は、NTTドコモや富士通など、5Gや6G分野における最先端企業から迎えられ、それぞれが自社の5G事業や活用事例、そして6Gの実現に向けた技術開発の動向について発表した。6Gでは、5Gの特長である「高速大容量」、「高信頼・低遅延通信」、「多数同時接続」が更に進化する話題にとどまらず、電波のカバレッジが大きく広がり空や海上、そして水中や宇宙においても、いつでもどこでも繋がる環境の実現を目指すという構想が語られた。また、直進性が高く遮蔽物に弱いという5Gの弱点を解消するため、窓ガラスを電波レンズとして活用して、室内まで電話を届ける技術なども紹介された。

周波数資源開発シンポジウム2021
写真提供:電波産業会

登壇者は、NTTドコモや富士通など、5Gや6G分野における最先端企業から迎えられ、それぞれが自社の5G事業や活用事例、そして6Gの実現に向けた技術開発の動向について発表した。6Gでは、5Gの特長である「高速大容量」、「高信頼・低遅延通信」、「多数同時接続」が更に進化する話題にとどまらず、電波のカバレッジが大きく広がり空や海上、そして水中や宇宙においても、いつでもどこでも繋がる環境の実現を目指すという構想が語られた。また、直進性が高く遮蔽物に弱いという5Gの弱点を解消するため、窓ガラスを電波レンズとして活用して、室内まで電話を届ける技術なども紹介された。

大阪大学大学院の三瓶教授からは、今後は、通信ネットワークの外部で通信技術がどのように活用されるのか、つまり、ユースケースを想定して、通信ネットワークが進化すべき方向性を考えていくことが重要との指摘があった。また、フィンランドのオウル大学で、「6G Flagship」プロジェクトを主導するラトヴァ・アホディレクターは、6G Flagshipが発表したホワイトペーパーに触れつつ、プライバシーとセキュリティの重要性について講演した。6G Flagshipは、フィンランドのオウル大が中心となる産学組織で、2021年6月には、2030年代の6G実用化を目指す日本の「ビヨンド5G推進コンソーシアム」と連携協定を締結している。

周波数資源開発シンポジウム2021

5Gの特許では、米国のクアルコムや韓国のサムスン電子が先行するが、総務省は、日本勢の6Gの特許シェアを10%以上、設備やソフトのシェアを合計30%以上とする目標を掲げている。周波数資源開発シンポジウム2021や、先月開催された世界デジタルサミット2021のような、最新動向や技術開発の知見を共有し、日欧が研究段階から連携していく場はますます重要になっていくだろう。

周波数資源開発シンポジウム2021

5Gの特許では、米国のクアルコムや韓国のサムスン電子が先行するが、総務省は、日本勢の6Gの特許シェアを10%以上、設備やソフトのシェアを合計30%以上とする目標を掲げている。周波数資源開発シンポジウム2021や、先月開催された世界デジタルサミット2021のような、最新動向や技術開発の知見を共有し、日欧が研究段階から連携していく場はますます重要になっていくだろう。

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