SNS時代に、子どもたちのシグナルに気づくためには?

2024年1月22日
SNS時代に、子どもたちのシグナルに気づくためには?
SNS時代に、子どもたちのシグナルに気づくためには?

私たちの誰もが経験してきた「学校」というコミュニティ。
インターネットの浸透により、そのコミュニティ形成は大きく変化しています。
SNSやインターネットといったコミュニケーションでのトラブルに悩む現代の子どもたち。
その悩みのシグナルをいち早くキャッチする取り組みをご紹介します。

学校コミュニティに、SNSやネットの浸透が加速

学校コミュニティの抱える課題の変化の要因としてあげられるのが、インターネット利用者の低年齢化です。 NTTドコモ モバイル社会研究所の調査データによると、小学生低学年でも32%がSNSを使い始めています。
サービス別には、中学生のLINE利用率は85%、TikTokは48%と、LINE、TikTokの利用率が高いのが特徴です。

SNS利用率

出典: NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ
https://www.moba-ken.jp/project/children/kodomo20231106.html

SNS利用者の低年齢化にともない、年々、様々なトラブルに巻き込まれる子どもたちも増えています。
重要犯罪や性犯罪の子どもたちの被害者数が増加しており、トラブルに巻き込まれるリスクも高まっています。

令和4年における少年非行及び子供の性被害の状況

出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/syonen.html
「令和4年における少年非行及び子供の性被害の状況(更新版) 統計データ」(警察庁)を加工して作成

また、ネット社会という周囲から把握しづらい環境に対して、最前線で子どもたちを守る教職員の業務負担は増加しており、これらも重要な社会課題のひとつとなっています。

そんな中、ミライト・ワン・システムズが「コンレポ for Education」を、2023年10月17日より販売開始しました。
子どもたちと教職員の両方の課題を解決できる、細やかな見守りソリューションとして関係者の注目を集めています。

「コンレポ for Education」とは?


ミライト・ワン・システムズで「コンレポ for Education」を担当している冨永愛さんに開発コンセプトやサービスの特徴をお伺いしました。

開発コンセプトは、「教育現場で求められるサービスを提供したい」


━━ 開発に至った経緯を教えてください。

冨永:実は、一般企業の従業員向けに開発したサービスだったのですが、お客様から学校現場の課題を伺う機会があり、「コンレポは、今の学校現場でこそ必要なサービスだ」と確信しました。
開発にあたっては、システム導入により逆に業務が煩雑にならないよう丁寧なヒアリングを心がけ、本当に必要な機能を標準機能として実装しています。
冨永:また、導入する学校単位でカスタマイズがしやすいよう、設計思想にこだわって開発しています。

生徒のからだとこころを手厚くサポート

「コンレポ for Education」は毎日の身体と心の簡単チェックにより、一人ひとりの日々の変化を見逃さない仕組みが作られています。
過去と現在の状況を一覧で確認するだけでなく、システムが「いつもと様子が違う」と判断すると、すぐに教職員にアラートでお知らせします。

コンレポ for Education
カタログ無料ダウンロード

"ダッシュボード機能で先生方の負担を大幅軽減"


━━ 教職員向けの機能について教えて下さい

冨永:先生方の負担を軽減する機能として、ダッシュボード画面をご用意しています。
従来は、手作業で集計する必要があった業務ですが、毎日となると先生方の負担も大きくなり現実的ではありませんし、また限られた時間を有効活用する上で、集計に時間を費やすのはもったいないと思いました。

児童・生徒が入力した内容が即時にクラス・学年・学校全体に分けてダッシュボードに表示され、担当する子どもの状況を一目瞭然で把握できます。
特に、体調の悪い生徒、欠席の生徒、相談がある生徒などサポートが必要な子どもたちの情報は、ログインすると同時にすぐに確認できるようにしています。

ダッシュボード画面

━━ カスタマイズ機能にはどのようなものがありますか?

カスタマイズにも対応 ~相談先リンクや掲示板・アンケートなど~

冨永:はい。児童・生徒に悩み事があれば、教職員へ相談できるページを設けています。
相談先のひとつとして、外部機関(厚生労働省や各自治体の心の相談ダイヤル)相談ページのリンクを貼りつけておくことができます。
子どもたちが自らSOSを発信する手段を複数用意することで、相談のハードルを下げて、どんなに小さな予兆も周囲が察知できるよう工夫されています。

冨永:また、「アンケート機能」と「掲示板機能」も好評です。
今まで紙で行っていた業務のペーパーレス化が可能です。集計と分析も「コンレポ for Education」内で行えるため、面倒だった印刷作業や集計業務もボタン一つで解決できます。

こころの相談画面 掲示板画面

このように、「コンレポ for Education」は、何よりもまず児童・生徒の心身を守ること、そして同時に教職員の作業負担も減らすことに着目し研究・開発してきました。

コンレポが選ばれる理由は?

冨永:文部科学省から全国の学校関係者に向けて通知された「令和5年7月10日 児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)」の中で、当社の「コンレポ for Education」が紹介され、大変ありがたいことに、通知をご覧になった学校関係者の方から、多くのお問い合わせをいただいています。

━━ 実際、ご覧になったお客様の反応はいかがですか?
冨永:ご評価いただいている点としてあげられるのが、Webブラウザで利用できる点です。これにより、PC・スマホ・タブレットなど、お客様が利用される端末を自由に選べるようにしています。
コンレポの利用に、専用アプリのインストールは不要なことで、既存の端末で導入しやすい点が好評です。

冨永:また、各画面はわかりやすいデザイン、操作方法もカンタンであることにこだわってつくっています。
小学生はもちろん、ITの操作にあまり自信がない大人の方々でも直感的に使えるようなインターフェースにしています。
実は、操作性が想定以上に好評なのです。一度体験した自治体職員の方や学校の関係者から、多くのお引き合いをいただいて、こだわった甲斐がありました(笑)

━━ 触ってみれば、よさがわかるということですね
冨永:はい、無料相談もおこなっておりますので、多くの皆さまに体験いただきたいと思います。


注目の「コンレポ for Education」は、無料導入相談を実施しています。
カスタマイズ相談も可能とのことですので、興味のある方は、この機会にご相談してみてください。

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