IT・通信業界の市場規模

2024年2月13日
IT・通信業界の市場規模
IT・通信業界の市場規模

総務省が発行している情報通信白書(令和5年版)によると、IT・通信業界の国内の市場規模は、約15兆円とされています。内訳をみると、データ伝送(固定及び移動)が約9.6兆円(65%)、音声伝送(同)が約2.8兆円(19.2%)、その他(電気通信サービス等)が約2兆円となっており、国内の全産業の10%を占めているといわれています。また、2022年度の国内民間IT市場(ハードウェア/ソフトウェア/サービス、公共分野や民間小規模事業者を除く)は、投資額ベースで前年度比4.5%増の14兆1600億円であると推計をしている調査会社もあります。

一方で、2022年の通信業界に特化してみると、コロナからの収束も見え、設備投資の増加がみられた一方、景気動向の陰りやエネルギーコストの高騰による物価高、米中貿易摩擦の深刻化などから通信キャリアによる設備投資が徐々に抑制され始め、2023年第4四半期において、明確な出口は見えていないといわれています。

今後は、「Beyond 5G」とも呼ばれている6G通信の実用化も期待されています。高速大容量化や低遅延、多数同時接続といった通信の高度化が実現され、海や空、宇宙をも含めたあらゆる場所をカバーする3Dでのサービスエリアが拡張されることから、様々な社会変革が起きることでしょう。

こうした6Gに加え、近未来のスマートな世界を支えるコミュニケーション基盤「IOWN」のさらなる進化も予定されており、通信市場のさらなる成長が期待されます。

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