拡大するデータセンター市場

2023年8月21日
拡大するデータセンター市場
拡大するデータセンター市場

「令和5年版 情報通信白書」(総務省)によると、日本のデータセンターサービスの市場規模は2022年に2兆275億円(前年比15.3%増)となり、はじめて2兆円を超えると見込まれているという。新型コロナウィルスが発生した2019年あたりは、顧客による投資の先送りなどもあったが、リモートワークの普及、インターネット上のサービスの利用拡大に後押しされて、データセンターの利用は順調に拡大を続けている。

データセンター市場が成長している主な要因は、AWSやマイクロソフトAzureのようなパブリッククラウドサービスに加え、クラウドサービスプロバイダーへの大規模データセンター設備レンタルサービスの高成長等、クラウドサービスの利用拡大にある。IDC Japan 株式会社の国内データセンターサービス市場の最新予測によると、2026年のデータセンターの国内市場規模は3兆2,083億円となることが予測されている。

一方で、アクセスが便利な首都圏のデータセンターは、2022年末には約90%の稼働率となり、7割が健全とされている中で、その高さが問題視されている。昨今の電気代の高騰等も足かせとなっている中でユーザー企業が今後もデジタル戦略を機動的に実行するためにも、首都圏に依存しない形のデータセンターをはじめ、ITインフラの確保が必要である。

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