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  • デジタルトランスフォーメーション(DX)

データセンター総合試験システム

データセンターの設備において、仮想的に運用状態を再現し、総合的に設備が機能するかを検証します。

このサービス・ソリューションのポイント

  • コントローラ1台で最大30台の負荷試験装置を一括制御
  • スケジュール設定による自動運転
  • タッチパネル採用だから操作が簡単

導入メリット

従来の操作から大幅な工数削減を実現!

スケジュール試験や一括制御により、作業員数・拘束時間を最小限に抑えることができます。

従来の操作

  • 起動、設定変更等を各種装置ごとに盤面から制御
  • 作業員の確保
  • 試験時の切替に時間がかかる
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コントローラ1台の画面操作で設定が可能!

サービス内容

データセンター向け総合試験システム(ダミーロード試験システム)とは

データセンターの設備には高品質で信頼性の高い確認・検査することが重要です。
データセンター向け総合試験システムとは、仮想的に運用状態を再現し、電力停止・過負荷・設備の機能停止など運用上発生する可能性のある事象を再現し、総合的に設備が機能するかを検証するシステムです。

コントローラでの一括制御

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最大30台の模擬負荷試験器を、コントローラのタッチパネルから一括制御することが可能です。万が一、装置に異常が発生し、1台の模擬負荷試験装置が停止した際には、コントローラがすべての模擬負荷試験装置を自動で停止させ、安全を確保します。 1人で試験作業が可能‼

スケジュール試験

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各試験項目のスケジュールを設定し、連続して試験を実施することができます。拘束時間の短縮‼

モニターで簡単に状況把握

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モニター画面にて運転開始と停止の履歴(開始・停止時刻、試験モード、停止要因)を確認することができます。目で把握‼ 管理が容易!

本システムは現場環境に関わらず、負荷試験の標準化ならびに試験人員および試験工数を削減できます。(※どちらの数値も当社比較)
  • 作業員コスト約60%削減
  • 試験稼働80%以上削減

コントローラ画面 操作イメージ

負荷容量試験

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任意の負荷装置の出力を得る試験モードです。負荷通電中においても装置変更は可能です。

項目 詳細
1.負荷回路選択 目的の負荷装置(回路)を選択設定します。
2.設定負荷合計 選択された負荷装置の合算値が表示されます。
3.クリア 選択された負荷装置をクリア(ALL OFF)します。
4.反映モード 試験中、設定負荷装置を選択後、負荷変更の反映タイミングを設定します。
一斉反映:設定反映ボタンにて負荷変更。
個別反映:負荷回路選択キーを押下したタイミングで、即時変更。
5.設定反映 反映モードが「一斉」の時、試験中の負荷通電の変更を行います。
6.現行負荷合計 試験運用中、出力されている負荷装置の合算値をモニタ表示します。

スケジュール試験

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32Step分の試験パラメータを入力し、順次実行していく試験モードです。任意の試験時間毎に実行していきます。
1~32Stepまでの動作を試験サイクルとし、32Step✕設定回数分実行することで試験終了となります。

項目 詳細
1.負荷回路選択 目的の負荷装置(回路)を選択設定します。
2.負荷回路ランプ 負荷回路位置を表示します。
3.試験時間 各試験時間を設定します。
4.試験名称 試験ごとに名称を付けられます。
5.Setボタン 負荷設定画面を表示させます。
6.Copyボタン Step No.1の試験時間をNo.32までコピーします。
7.設定回数 実行する試験サイクルの回数を設定します。
8.現在No. 開始Stepを設定できます。試験中は実行中のStepが表示されます。
9.現行試験負荷 実行中のStepの試験負荷を表示します。
10.経過時間 実行中のStepの経過時間を表示します。
11.合計経過時間 合計時間を表示します。
12.NEXTボタン 実行中のStepの経過に関わらず、次のステップに移行します。
13.待機ボタン 負荷出力を一時停止します。
14.実行ランプ/ボタン 実行中のStepがランプ点灯します。
15.動作回数 実行した試験サイクルの回数を表示します。
16.Resetボタン 停止中に試験状況をリセットします。

システム構成例

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機器仕様

  • コントローラ

    コントローラ

  • 模擬負荷試験装置

    模擬負荷試験装置

項目 詳細
試験電圧 試験電圧
周波数 45〜65Hz
負荷容量 50kW×2回路(1台あたり)
容量精度 各回路に対して 0〜+5%以内
最大容量 3MW (30台接続時)
システム構成 コントローラ1台で10台の模擬負荷装置(1MW)を一括制御。コントローラ3台を連系する事により、最大30台(3MW)の試験が可能。
試験モード 負荷容量試験、負荷急変試験、スケジュール試験の3モードに対応。
その他 試験項目ならびに装置ごとに名称入力が可能。
冷却方式 ファンによる強制風冷方式
操作電源 三相200V(模擬負荷装置)、AC100V(コントローラ)
設置方式 屋内設置、キャスター付
外形寸法 模擬負荷装置:W800 × D950 × H1,100 + 200mm コントローラ:W480 × D550 × H300mm(ラック実装タイプ)
質量 模擬負荷装置:300kg コントローラ:16kg

よくある質問

Q.発注から試験開始まで、どの程度日数が必要ですか。

A.

関東地方の場合、2週間程度です。

Q.自社で準備するものはありますか。

A.

当社ですべて準備可能です。

Q.作業環境の条件はありますか。

A.

模擬負荷試験装置には三相200V、コントローラはAC100Vの電源が必要です。
また、室内の温度が上昇しますので、換気ができる環境でのご使用を推奨しています。

Q.UPS1台からでも依頼可能ですか。

A.

1台からご対応可能です。

サービス導入のお問い合わせ・ご相談等、お気軽にご連絡ください。