再生可能エネルギー市場
●再生可能エネルギーの海外市場規模
世界の再生可能エネルギー市場は、SDKI Analytics社が2024年4月に発表した「再生可能エネルギー市場」に関する調査レポートによると、世界の再生可能エネルギーの2023年での市場規模は約5,635億米ドルと記録されており、2023年から2036年の予測期間中、CAGR(年間平均成長率)が11.3%の割合で成長し、2036年までに約1兆6,518億米ドルに達すると予測されています。
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、再生可能エネルギーのシェアが2030年までに世界のエネルギーミックスの36%に達すると予測しています。世界中の政府および行政は、再生可能エネルギー関連プロジェクトに資金提供しており、IRENAでは、再生可能エネルギーへの投資が進むことで、再生可能エネルギー関連の雇用は2050年までに世界で4,200万人に達すると見込んでいます。
●再生可能エネルギーの国内市場規模
日本政府は、2030年までに電力供給の36~38%を再生可能エネルギーで賄うことを目標に、数々の支援政策を導入しています。
株式会社富士経済が2024年3月に発表した「再生可能エネルギー発電システム・サービス市場/参入企業実態調査 2024」によると、2023年度の再生可能エネルギー発電システム市場は1兆9,787億円が見込まれています。また、2040年度の再生可能エネルギー発電システム市場は2兆1,893億円が予測され、風力発電システムが拡大をけん引し、2030年前後から洋上風力発電システムの運用が増加すると予測されています。
●再生可能エネルギーの未来
資源エネルギー庁では、2050年度の脱炭素化社会を実現するために、再生可能エネルギーを最大限に活用していく方針です。再生可能エネルギーの普及は、2012年、「FIT制度」が導入されたことで急速に拡大しました。2022年4月には、再生可能エネルギーの導入をさらに促進すべく「FIP制度」が施行されています。現在の世界のエネルギー情勢から考えても、再生可能エネルギーへの積極的な転換が求められています。
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