JapanDrone2023展示会にブース出展

この度、2023年6月26日(月)~28日(水)に幕張メッセで開催された「Japan Drone 2023」に当社グループの西武建設株式会社がブース出展し、多数のお客様にご来場いただきました。
同社ブースでは、「ソフトハンド係留具を用いた係留式ドローン」「接触作業を目的としたソフトロボットハンド搭載ドローン」など、初公開の展示もあり、官公庁はじめ建設業界、ロボット業界等々の多くのお客様にご覧いただきました。
ソフトハンド係留具を用いた係留式ドローン
高層ビルが林立するような地域では電波障害が起こりやすく墜落時のリスクも高く、ドローンを建設現場で活用するには十分な安全対策を講じる必要があります。
西武建設のラインドローンシステムは、ドローンを紐で吊り下げることで万が一の墜落リスクを最小限に抑えることができます。その安全性を高く評価され、航空法で定められた人口集中地区(DID地区)においても飛行申請は不要となり、安全にドローンを使った点検ができるメリットがあります。
一方、紐(ライン)を係留するポイントは、ブラケットと呼ばれる大型の金物を建物に対して据え付ける必要があり、建物への影響を最小限にするために係留ポイントの養生作業が必要であったり、建物の形状によっては据え付けられない場合があるなど、いくつかの課題もありました。
これらを解決するための新しい係留方法として「ソフトハンド係留具を用いた係留式ドローン」を西武建設、建築研究所、東京理科大学との共同研究により開発し、今回初公開したものです。
柔らかいシリコーン素材のバルーンを空気で膨らまし、ベランダの柵などにソフトハンドで直接ドローンを吊り下げることで、建物側に影響を抑えつつ従来の据え付けでの作業工数の大幅な軽減を実現します。

接触作業を目的としたソフトロボットハンド搭載ドローン
一際、来場者の目を引いていた「ソフトロボットハンド搭載ドローン」は、シリコーンで型取りしたソフトハンドを搭載したロボットです。
従来の単作業ドローンではなく、汎用性のある接触作業をドローンを使って行うことを目指し、コンセプト機としてお披露目しました。
開発者の古藤社員がコンセプト機を実際に動かしてみせると、お客様からは驚きの声が上がっていました。
実用化すれば、高所作業や危険箇所においても、ドローンの活躍する範囲はますます広がりそうです。
今後も、当社グループはお客様のご期待に応え、より一層のサービス向上に努めてまいります。
ご来場いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
展示会概要
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名称 | Japan Drone 2023 | 第8回 |
会期 | 2023年6月26日(月)~28日(水) 3日間 |
会場 | 幕張メッセ |
主催 | 一般社団法人 日本UAS産業振興協議会(JUIDA) |
共催 | 株式会社コングレ |