普及が進むAIやドローンの動向「AIネットワーク社会フォーラム2022」と「ドローンビジネス調査報告書2022」

2022年04月15日

今月の「自販機運用を最適化するAI活用」「AIを活用した鉄道DX」で紹介したように、我々が日常生活で利用するサービスや商品にもAIが活用されるケースが増えてきている。そんな中で、3月1日、総務省主催により、「安心・安全で信頼性のあるAI」の普及に向け、国際シンポジウム「AIネットワーク社会フォーラム2022」が開催された。

同フォーラムは、データ利活用のあり方やAI規制、ガバナンスの在り方についての議論を深めることを目的に、国内外の有識者、専門家による特別講演やパネルディスカッションが行われた。自ら学習するアルゴリズムは複雑であり、利用者がシステムの判断基準を理解できない場合があるため、AIはブラックボックス化する危険がある。そのため、AIに対する説明責任や信頼性が求められており、EUでは、AIシステムのリスクを目的や用途等によって4つに分類し、それぞれのリスクに応じたAI規制案を2021年4月に公表している。

「AIネットワーク社会フォーラム2022」では、EUの他、OECD、UNESCOなどによるAI規制やガバナンスに関する取組が紹介された。また、IBMやNECなど民間企業の登壇者からは、AI倫理委員会を設置し、リスク評価や審査を実施するなど、社内におけるAI利活用に関する取組みについて発表が行われた。今後、医療などクリティカルな分野でのAI活用がますます進むことが予想されるなか、日本においても、「説明可能なAI」の普及に向けた議論が深まっていくだろう。同シンポジウムのアーカイブ動画は、下記から閲覧できる。

膨大なコンテンツの中から、何を見れば良いのか迷ってしまうという人には、主催者がピックアップしたお勧めコンテンツをまとめたページも参考になる。また、会期中、場内の動画や資料を閲覧するとポイントが貯まり、ギフト券などが当たる抽選に参加できる。参加者を飽きさせず、何度もバーチャル展示に人を呼び込む仕掛けを楽しみながら、製造業や建設業向けの最新ソリューションやトレンドを知ることができる展示会だ。

AIネットワーク社会フォーラム2022:https://channel.nikkei.co.jp/aiforum2022/

国内のドローンビジネス市場規模の予測(出所:インプレス総合研究所作成) イメージ
国内のドローンビジネス市場規模の予測
(出所:インプレス総合研究所作成)

「鉄道から未来の乗りものまで 5GとAIでモビリティインフラの安全を保つ」「延べ52,300kmの線路の点検もドローンで自動化」では、ドローンの活用についても取り上げた。ドローンの活用も普及が加速しており、インプレス総合研究所が3月24日に発表した「ドローンビジネス調査報告書2022」によれば、国内のドローンビジネスの市場規模は、2022年度には前年度比34.3%増の3099億円に拡大し、2027年度には7933億円に達する見込みだ。

有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4)を可能にする法改正が2022年度中にも施行されることを契機に、様々な産業分野でドローンの実用化や商用化が促進され、ドローン市場は2022年度以降、さらに拡大していくとみられる。

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