企業・施設・店舗DX・GX|取り組み・事例紹介 | 株式会社ミライト・ワン
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  • イベントレポート

第14回Japan IT Week 秋 その2

企業・施設・店舗DX・GX

最新のIT製品やサービスが一堂に集まった展示会「Japan IT Week 秋」が、2023年10月25日から27日までの3日間、幕張メッセで開催されました。

当社グループは「技術と挑戦で『ワクワクするみらい』を共創する~街づくり・里づくり2023~」をメインテーマに掲げ「社会インフラDX・GX」「企業・施設・店舗DX・GX」「働き方DX、暮らしDX」の3つのサブテーマのもとに合計21の製品やソリューションを展示しました。以下では「社会インフラDX・GX」に関わる7つの展示内容から、各ソリューションの特徴を紹介します。

8.オフグリッド電源ポール

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街灯や監視カメラ、各種センサーなどが搭載できる「オフグリッド電源ポール」は、ソーラーシートとバッテリーで作動するため電源が不要で、設置するスペースは最小限におさえることができます。特に地方の山間部などの無電化地域に不法投棄抑制の為のカメラを設置したり、山道を明るく照らしたり、雨量計などを付けるなど災害対策にも役立ちます。今回の展示では、実物を展示し、直接見て頂く事によりサイズ感やスリムなデザインをお披露目するようにしました。

「オフグリッド電源ポール」は100%再生可能エネルギーで稼働し、平面型のソーラーパネルとは異なる円筒型構造のソーラーシートを巻き付けているため、埃や落ち葉・積雪へのメンテナンスが不要であり、発電をしながらでも電力を利用することができます。最近は電源のバックアップや広大な牧場への照明のために導入を検討される例が目立ってきました。

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9.長距離・広範囲をカバーする「DX Wi-Fi®」

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通常のWi-Fiアクセスポイントは1台当たり50mほどのカバレッジを持ちますが、「DX Wi-Fi®」は1台で最大約500mの広範囲なカバレッジを持ちます。また、最大1024ユーザー(2.4GHz /5GHz 帯合計)の接続が可能となっており、従来のWi-Fiアクセスポイントより少ない台数でWi-Fiサービスを実現することが可能です。導入事例として、工事現場や工場、オフィス、公園の公衆Wi-Fiサービスとして設置する自治体も増えてきております。

また、近年では大型イベントにおける通信手段確保のためにWi-Fiサービスの整備が不可欠となっております。今年8月に新潟県で開催された長岡まつり大花火大会では、「DX Wi-Fi®」を19台設置し、会場内のスタッフ向けに連絡用通信手段としてWi-Fiサービスを提供いたしました。他にも三陸花火大会で観客向けFree Wi-Fiの提供やスタッフ間の連絡用通信手段として導入されるなど、イベントにおけるWi-Fiサービス提供にも「DX Wi-Fi®」が注目されています。

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10.クラウドWi-Fiソリューション/SD-WANマネージドサービス

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当社が提供する「クラウドWi-Fiソリューション」は、米Cambium Networks社が開発したクラウドライセンス無料のアクセスポイントを使用したWi-Fiシステムです。他社のWi-Fiシステムで必要なクラウドライセンスを不要にすることで、トータルコストを削減致します。また、新しくラインナップされたPoE(Power over Ethernet)スイッチではアクセスポイントへの給電が可能となり、同一クラウドで管理することにより運用コストを削減することができます。

「SD-WANマネージドサービス」はJuniper Networksが開発した独自のルーティング技術を用いたSD-WANをサービスとしてご提供いたします。ソフトウェア制御のSD-WANは、WANの冗長構成における柔軟なトラフィックコントロールを実現します。直接ルータからインターネット接続を行うローカルブレイクアウトによる輻輳回避や、セキュリティクラウドサービスとの連携によるインターネット接続、クラウドへの仮想SD-WANを構成することも可能です。
本マネージドサービスは構築から保守運用までトータルにご提供するサービスで、月額定額料金制で導入することが可能です。

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11.脱炭素パーキングソリューション

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「脱炭素パーキングソリューション」は屋根、駐車場に太陽光発電・ソーラカーポート・蓄電池を設置し、建物やEVにグリーン電力を供給し、電気料金削減&環境負荷軽減に貢献します。

  • ●「スマート EV チャージシステム wayEV」は、EV車両向けの普通充電装置(6kW)で、本体1台で3車両までの充電が可能になるため、普通充電器を3台設置する場合に比べて省スペースで設置できることに加え、設置工事のイニシャルコストを削減することができます※1。また、デマンド制御、スケジュール充電制御、均等充電制御等、制御モードを適切に使用するにより複数台同時充電を起因とした月々の電気代基本料金上昇を防止できます※2
    ※1 設置環境により削減効果は異なります。
    ※2 設定値は基本的にお客様にて決めていただく必要があります。
  • ●「スマートパーク(カメラ式駐車場管理システム)」は、入出庫した時点でカメラが車両ナンバーをリアルタイムに読み取り、いつ、どこで、どの車が入出庫したかをデジタル管理するシステムです。出入口で停車の必要がないため渋滞解消によるCO2削減や、駐車券レスで紙資源を節約することができます。
  • ●「スマートポール(NON フリーズ※3)」(開発中)は、LED街灯、ネットワークカメラ、通信機能を備え、EV用バッテリーを再生した高信頼の再生バッテリーを搭載し、環境負荷低減。災害時にも72時間稼働を可能とし、安心の環境を提供します。
    ※3 NONフリーズはバリューソリューションズの登録商標
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12.3D 計測ソリューション「mapry」

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「mapry」は、マプリィ社が提供している測量・林業・防災・農業・建設に関わる全ての方にむけて課題を解決するさまざまなサービスです。これまで、3Dデータ活用には、3D測量機器への投資、機器操作の習得、取得データの解析など、実際の業務で活用するまでに、多くのハードルがありました。本来、3Dデータは、人間が行きづらい広範囲であったり複雑な地形を把握するのに適した技術です。マプリィシリーズは、これらの課題を解決すべく、業種・業態の課題と向き合い、安価な機器で高性能な測量を簡単なユーザーインターフェースで提供するソリューションです。

当社は、この優れた3Dデータの取得やAIによるデータ解析サービスをより多くの方に体験していただくため、開発元である株式会社マプリィと2022年11月30日、パートナーシップ体制を構築し、代理店として取り扱いを開始しました。今後は、マプリィのハードおよびアプリケーションを活用し、あらゆる分野での調査・測量・点検業務などを効率化する現場ツールを共同開発してまいります。

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13.デジタルツイン

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当社は現実の世界をデジタル空間上に再現する「デジタルツイン」において、データ取得から目的に応じた活用のコンサルティング、さらには取得したデータを活用するためのソフトウェアやPC等の環境整備までをトータルで提供します。今回の展示では、道路工事で施工難易度の高い箇所の施工シミュレーションを行った結果、工事関係者の意思決定の円滑化や住民への説明への効率化につなげたデジタルツインの活用事例を紹介しました。
他にも、老朽化に伴って建て替え工事が行われる、市民に愛された歴史的建造物のデジタルアーカイブ化の例も紹介。3Dスキャナーで建物の外観内観の点群データを取得し、建物の全体を1つのデータとしてデジタル空間上で可視化した事例も紹介しました。

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14.統合ネットワークソリューション

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従来、ビルや倉庫などの建築物では、照明用や空調用、ビル管理用など設備ごとにケーブルがバラバラに配線をされています。それによって、デベロッパーやオーナーはすべてのシステム毎に配線工事の費用をイニシャルでかけることになり、非常に無駄が多くなってしまいます。そこで、当社が提供する「総合ネットワークソリューション」は、システム毎に分けられていたネットワークを物理的・仮想的に同一ネットワーク環境とすることで、省エネやコスト削減、運用性、拡張性、高セキュリティといった新たな価値を創出し事業運営をサポートします。

民間企業だけではなく自治体でも導入実績があり、今回の展示でも当社が保守契約を結んでいる福島県の浪江町の事例を紹介しました。浪江町では複数施設が統合されたネットワークに繋がっており、それぞれの施設にある再生可能エネルギーや充電設備の情報を"見える化"しています。

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(2023/12/4)

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