働き方DX、暮らしDX|取り組み・事例紹介 | 株式会社ミライト・ワン
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  • イベントレポート

第14回Japan IT Week 秋 その3

働き方DX、暮らしDX

最新のIT製品やサービスが一堂に集まった展示会「Japan IT Week 秋」が、2023年10月25日から27日までの3日間、幕張メッセで開催されました。

当社グループは「技術と挑戦で『ワクワクするみらい』を共創する~街づくり・里づくり2023~」をメインテーマに掲げ「社会インフラDX・GX」「企業・施設・店舗DX・GX」「働き方DX、暮らしDX」の3つのサブテーマのもとに合計21の製品やソリューションを展示しました。以下では「社会インフラDX・GX」に関わる7つの展示内容から、各ソリューションの特徴を紹介します。

15.eeTaB*®(イータブ・プラス®)

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「eeTaB*®」は、ホテルや旅館の客室にWi-Fi接続した専用タブレットを設置し、多言語で館内案内や各種サービスの情報を配信するクラウドサービスです。サービスロボットとの連携も可能で、タブレット画面からオーダーすれば配送ロボットがお客様の部屋まで料理やアメニティなどを運んできます。また、タブレットで空調や照明を操作することも、レストランや大浴場の混雑状況も知ることができます。

その他にも当社ではホテル、レストラン向けに、スマートフォンで QRコードを読み取るだけでメニューの閲覧・注文・決済ができる「QR Order」や、予約管理業務を効率化する「予約管理自動化RPA」、在庫管理業務の自動化と無人化を実現するクラウド型ソフトウェア「SmartMat Cloud」などのソリューションを提供しています。

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16.temi GO

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ホテルの配送ロボットとしても活躍する「temi GO」は、AIによる対話型コミュニケーションを実装した自律走行型の多目的スマートロボット「temi」のプラットフォームをベースに、デリバリー用途に応じてカスタマイズしたマルチ・パーパス・デリバリーロボットです。「temi」の自律走行ベースの上に、8キロまでの重さに耐える棚を2つと10キロまでの重さに耐える棚を1つ載せました。

すでに、一部のファミリーレストランなどでこうしたロボットが活用されていますが、当社ではホテルや病院などまだデリバリーロボットが普及していない分野に積極的に展開していきます。特に「temi GO」は、ディスプレイに表示させるメニューやボタンのレイアウトから、スピーカーで再生する音楽や言葉までをノーコードで指示できるので、導入後のカスタマイズも顧客自身で容易に行うことができます。

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17.電子棚札での店舗DX

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商品の売価変更手続きの効率化や棚卸作業時間の削減を実現するソリューション「電子棚札」は、すでに大手家電量販店などで導入されています。家電量販店では、一日に何回か商品の値札表示を変更する必要がありますが、以前は人が紙を差し替えていました。「電子棚札」はそうした作業をデジタル化することで、従業員が接客に充てる時間を増やすことができます。表示に電子ペーパーを採用しているので、ボタン電池だけで5年以上電池交換なしに運用することが可能です。

用途としては価格表示だけではなく、飲食店ならば日替わりメニューやアレルゲンの表示、工場や倉庫においては在庫管理や部品のステータス表示など、頻繁に書き換えが必要なさまざまな分野に対応することができます。現場で人手が足りない中、従業員の負担や経費削減のために活用できるソリューションです。

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18.みらいコネクト

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「みらいコネクト」は首掛け型ウェアラブルデバイスを利用し、作業現場と遠隔地との間で現場の映像と双方向の音声会話をリアルタイムで共有・録画できるサービスです。従来の頭やヘルメットに付けるタイプのウェアラブルデバイスやスマートグラスでは、装着時の違和感や、顔を動かすたびに映像も一緒に動いてしまい見ている人が画面酔いしてしまう等の課題がありました。首に掛ける形状によって、装着時の身体負荷が少なく作業をしている時に頭を動かしても安定した画角で映像を配信できます。配信された映像はPCやタブレット等のブラウザから視聴でき、ズームや露出補正等の操作が可能です。

工事現場の視察や施設点検、災害時の現地状況把握など利用環境を制限することなくどこからでも利用したい場合は「インターネットクラウド版」、個人情報を扱う現場や屋外など使用場所を限定せずどこからでもセキュアな通信で利用したい場合は専用SIMカードを利用した「セキュアクラウド(LTE 閉域網)版」、高セキュリティが必要な環境やインターネット接続できない環境での利用には、施設内にWebRTCサーバーを設置する「オンプレミス版」の3つのセキュリティレベルに合わせて利用形態を選ぶことができます。

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19.ドローンスクール

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現在、ドローンの飛行は法律によって飛行が禁止されているエリアや方法などが決められています。禁止されている飛行について航空局に申請し許可を得ることで、飛行することができますが、その際に資格があるとスムーズに申請等が行えます。当社(ミラテクドローン)では、国家資格である「国家ライセンス取得コース」と、民間団体の資格「JUIDA(一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会)認定コース」など他にも様々なドローンスクールを提供しています。
特に国家資格については2022年12月より開始されたばかりですが、公共関係の仕事では請負条件として本資格を必要とする案件をちらほら見かけるようになってきました。
お仕事でドローンを使われる方は資格取得をご検討ください。

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20.イベントDX:設営計画サービス

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「イベントDX:設営計画サービス」は当社と、岩手県陸前高田市を拠点に全国的に花火に関するイベントの企画・運営・プロデュースなどを行うFIREWORKS株式会社が共同で提供するサービスです。事前にドローンやレーザースキャナーを利用して会場の3Dモデルを作成し、デジタルツイン技術の活用でその上にテントやテーブル、椅子などを配置することで、大会当日に使われない什器や備品の無駄な発注を削減することができます。また、交通量や人流などに合わせた適切な警備員の配置も事前に分かるので余剰人員を削減できます。

加えて、人の視線であらゆる角度から会場を確認できるため、現地を訪問して確認するコストや時間も節約できます。今回の展示でも実際にデモ画面を使いながら、会場にテントやテーブル、椅子などを配置する設営シミュレーション、会場に大量に配置した什器や備品のリスト化、会場のどの席からどのように花火が見えるのかといったシミュレーションなどを披露しました。

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21.既存のゴルフ場芝刈機のロボット化システム「HerbF®(ハーブエフ)」

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ゴルフ場芝刈機のロボット化システム「HerbF®」は、もともと使われている芝刈機に自動運転機能を後付けします。レトロフィット方式によって、元になる芝刈機はさまざまなメーカーや年式に対応を目指し開発を進めております。芝刈作業の自動化に関しては、「ティーチングプレイバック方式」を採用することで実際のベテランキーパー(オペレータ)の動作を再現。キーパーの人材不足を補うだけではなく、これまでできなかった夜間の芝刈作業も可能になるので刈り込み頻度が上がり、ゴルフ場を利用するプレイヤーの満足度アップにも貢献します。

「HerbF®」は現在まだ開発中ですが、すでに、無人走行実験は達成しており、今年度中には量産タイプの設計や市場テスト(希望ゴルフ場での実施)を行う予定です。また、将来は芝刈機だけでなく、建設用重機などさまざまな産業用機械への転換を予定しています。

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(2023/12/4)

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